やってのける

『やってのける』ハイディ・グラント・ハルパーソン(著)

書評
執筆責任者:匿名
今年は〇〇を達成したい!、自分は〇〇な人間になる!、誰もが一度や二度くらい理想の自分に憧れ目標や計画を立てたことがあるだろう。だが、己の中にある大きな壁にぶつかり、途中であきらめたり投げ出したり、自分じゃ出来ない、と考え自己否定に陥ったこともあるだろう。しかし、最新の科学研究により、意志力に頼らずに、目標を達成することが可能であることが分かっている。本書では、なぜ自分自身が目標達成を阻害してしまう行動をしてしまうのかから始まり、大半の者が行おうとしているような、自制心のみで己をコントロールすることを否定し、科学的に正しい、目標(ゴール)の具体的な定め方から、自分自身の心の持ち方(証明マインドセット<成長マインドセット)、そして、状況に応じた、自分の中でのモチベーションの保ち方を、更には、自制心の高め方から、計画の立て方、どうしてもしんどい時の対処法、視点の変え方、適切なフィードバックの獲得方法まで体系的に解説がなされてある。内容はどれもこれもとても素晴らしいものとなっているが、読書ルートとしては、同一著者が執筆した、やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学 (コロンビア大学モチベーション心理学シリーズ)を読み、更に、やる気が上がる8つのスイッチ コロンビア大学のモチベーションの科学 (コロンビア大学モチベーション心理学シリーズ)でやる気をブーストさせ、そこから本書のインプットに進まれることを勧める。本書はモチベーション科学が初めてであるという方でも取り組みやすい内容となっているため、本書をインプットされた後は、“実践版GRIT(グリット) やり抜く力を手に入れる“で更に詳しい知識を手に入れることも良いだろう。
(721文字)

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